【第2回】冬の寒さは「筋(すじ)」がポイント

暑さの象徴といえば、もくもくと空に浮かぶ「入道雲」でしょうか。では寒さの象徴となる雲はどんな形でしょうか?

ロール状対流雲

それは、筋状の雲(ロール状対流雲)です。寒い日などにTVでたまに報道されることがあるので耳にしたことがあるかもしれません。この雲はシベリアからやってくる冷たく乾燥した空気が、暖かい日本海を通過するときに温まりできる雲で、その雲が風で流されて「すじ」のような形に見えるのです。

■雲からわかる寒さの強度
実はこの雲、季節感だけでなくシベリアからやってくる寒気の強さもわかります。それは大陸から雲ができ始める距離(離岸距離といいます)がポイントになります。

気象衛星画像

出典:気象庁 気象衛星画像を加工して作成

シベリア大陸から流れ込んだ寒気が強ければ強いほど離岸距離が短くなります。離岸距離が短ければ短いほど、寒気が日本にきているという目安になります。
さらに、日本海を通り過ぎて、太平洋側にも筋状の雲が見えたらより強い寒気が入り込んでいるという判断にもなります。

■筋状の雲から寒さを予想してみよう
前述したように、冬の寒さ予想は筋状の雲があるかないかと離岸距離がポイントです。このポイントを抑えると離岸距離が短い筋状の雲があった場合、シベリア大陸から寒気がやってきているから寒さに要注意!などと予想できるようになると思います。
また天気予報で情報がなかったとしても、ご家族に暖かい服装選びをしてねと服装アドバイスすることができます。
 
ただ、こんな疑問が出るかもしれません。
いやいや筋状の雲は日本海側に浮かんでいる上に上空からしか見えないじゃないか。どうやって確認するの?
 
ご安心下さい。上空の雲は気象衛星「ひまわり」で確認することができるのです。2014年に打ち上げたひまわり8号は世界最高の技術を搭載した気象衛星です。ひまわり8号からでは上空の雲がばっちり映っています。

▼気象衛星画像を見られるページ
気象庁の「気象衛星(高頻度)」ページでご覧いただけます。
気象庁トップページからは「防災情報」タブ⇒気象に関する観測情報⇒気象衛星と辿ってください
 
衛星画像を活用して寒さ予想をしてみませんか?

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