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備える!ヘーベルVol.9

丈夫なへーベルハウスのための防災対策講座 備える!へーベル

9外出中に被災した時はどのような行動をとればいい?

前回は外出時も常に持ち歩いておきたいEDC(Everyday Carry)防災グッズについて解説しましたが、今回は外出中に被災した時に身の安全を守る方法、情報収集の手段、家族との安否確認の仕方などについて解説します。

まずはいまいる場所の安全確認を!

自宅でも外出先でも、災害時にまず考えることは「安全な場所へどう移動するか」です。例えば大地震発生時、室内なら家具などが倒れてこない部屋、路上なら頭上に看板など落下しやすい物がない場所、津波が発生した場合は高い場所、大規模火災なら広い場所という具合に、災害ごとに避難場所が変わります。台風などの風水害は事前に察知できますが、大地震やその二次災害は突発的に生じるため、発災後にすばやく情報収集を行い、安全な場所を把握することが必要です。

災害時に役立つ情報収集手段はスマートフォンによるインターネットやアプリの利用です。「Yahoo! 防災速報」アプリを入れておくと、現在地周辺の緊急地震速報、各種の気象警報、自治体からの避難情報がプッシュ通知され、災害ごとの避難場所も地図で確認できるためおすすめです。また「NHKニュース・防災」アプリも災害情報を教えてくれ、さらに関連ニュースを幅広く閲覧することができるため、どの方向へ避難すべきかなどの情報を得ることができます。

SNSなどのデマ情報を見抜くには?

SNSで情報収集をする際には誤情報に注意しましょう。内容をそのままうのみにするのではなく、その情報を検索サイトやニュースアプリで検索し、真偽を確認してください。公的な情報が見つからないものはデマ情報の可能性があります。またTwitterなどの「ハッシュタグ」を用いた「#救助」は最後の手段。非常時であってもまずは119番へ救助を要請し、電話がつながらない場合はLINEなどのインターネットアプリを用いて家族や知人を経由して119番通報することが基本です。

なおスマートフォンなどでインターネットが通じない場合、最後の情報収集手段はラジオです。ぜひEDC防災グッズにポケットラジオを追加してください。津波・大規模火災・土砂災害など、その場にとどまると命に関わる二次災害の情報を集め、早めに避難することが重要です。

歩いて帰るのは危険な場合も……

鉄道やバスなどの公共交通機関が停止するほどの大地震が都市部で発生すると、道路の損壊、余震による落下物、大規模な地震火災などが発生し、歩いて帰宅することが命の危険につながる場合があります。そのため東京都・愛知県・大阪府などの都市圏では、こうした徒歩帰宅者を抑制するための条例やガイドラインを作成し、企業や商業施設には、屋内の地震対策や3日分程度の備蓄を努力義務としています。公共交通機関が動きだすか、道路の安全が確認できるまで、むやみに歩いて帰るのは避けましょう。

避難所探しにもスマートフォンが役立ちます。「防災情報 全国避難所ガイド」アプリを使うと、一時的に滞在できる最寄りの避難所・避難場所を検索し、ルート表示をさせながら移動することができます。また滞在先を確保しても、家族との安否確認ができない場合、無理矢理にでも徒歩帰宅をしたくなりますので、家族と連絡を取る準備も不可欠です。災害時、電話やメールは使えなくなることがあるため、LINEやSNSのチャットアプリなど、インターネットを用いた連絡手段を事前に決めておきましょう。

スマートフォンの紛失や電池切れに備え、家族の連絡先やSNSアカウントを、紙のメモに控えておくことも有効ですし、スマートフォンアプリが使えない場合は、公衆電話などからの災害伝言ダイヤル171の利用や、被災地以外の親戚・知人宅を経由した伝言などの手段も決めておくと役立ちます。いずれも発災後では間に合いません。事前に何を使うのか、家族で決めておくことが重要です。

冠水した街を歩くのは危険です!
Q.どこから水があふれているか分かりますか?

写真:高荷智也

A.下水道から水が噴き出しています。
フタが外れていると落下の恐れも!

大雨で街中が冠水している場合、フタの外れたマンホールや用水路に転落すると非常に危険です。また下水からあふれた水は感染症の原因にもなるため、足元が見えない場合は無理に移動せず、安全な建物へ避難して情報を集めましょう。

スマートフォンに入れておきたい

防災アプリ3選

  • Yahoo!防災速報

    「災害の速報」を
    速やかに知るならこれ!

    自宅や現在地周辺の、緊急地震速報・各種気象警報・避難情報・弾道ミサイル情報などがプッシュ通知で受け取れます。
    大雨などの通知も受け取れるため、土地勘のない場所ですばやく避難行動を取るためには欠かせないアプリです。

  • NHK ニュース・防災

    「災害の推移」を
    正しく知るならこれ!

    災害に関する最新ニュースをすばやくチェックできます。
    災害時はライブ放送の視聴もできるため、特に被害の全貌が分かりづらい大規模災害時の情報収集源として活用できます。もちろん平時の一般ニュースのチェックも可能です。

  • 防災情報 全国避難所ガイド

    「どこへ行くべきか?」
    を探すならこれ!

    現在地周辺の避難場所や避難所、帰宅困難時の滞在場所などを地図で検索可能。
    ハザードマップを重ねて表示させ、移動先と避難ルートをその場で検討することができます。
    一度開いた地図はオフライン時も閲覧ができます。

結論
インターネットのおかげで災害時の情報収集や、家族との安否確認をする手段が増えました。しかし、スマートフォンが使えなくなった時の対策も重要です。最後に紹介した災害伝言ダイヤル171は年に数回、体験利用できるので、ぜひ試してみてください。